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むし歯になりにくい代用甘味料

こんにちは、かじわら歯科クリニックです。

もう年末ですね。1年経つのが早過ぎてビックリです!!

クリスマスシーズン🎄🎅たくさんケーキ食べちゃいますよね🍰🎂

最近は「砂糖」を使わずに「代用甘味料」を使ったお菓子が増えてますよね。

 

2022年最後のブログは『代用甘味料むし歯関係』についてお話ししたいと思います。

まずは『砂糖むし歯菌』の関係について説明します。

①砂糖の入った飲食物を口にすると、むし歯菌がエサだと思って飛びつきます。そして、むし歯菌が砂糖をグルコースとフルクトースに分解します。

②むし歯菌は分解したグルコースをネバネバしたグルカンという物質にして歯の表面にしっかり付着して、唾液に流されないようにします。

③歯の表面に付着しているむし歯菌たちは砂糖を食べて酸を産生し、歯を溶かしていきます。これがむし歯です。
▶▶▶『虫歯治療』ページの「虫歯のメカニズム」の項目もあわせてご覧ください。)

 

では次に『代用甘味料むし歯菌』の関係について説明します。

①代用甘味料が入った飲食物を口にすると、むし歯菌がエサだと思って飛びつきます。ですが、砂糖と違ってむし歯菌は代用甘味料を栄養にできません。つまり、むし歯の原因となる酸を作ることができません。

②代用甘味料にはグルカンを作るのに必要なグルコースが含まれていなかったり、含まれていてもむし歯菌が分解できない構造になっているため、ネバネバしたグルカンを作ることができません。

 

むし歯になりにくい代用甘味料のいくつか

● エリスリトール

味噌や醤油といった発酵食品、メロンやブドウといった果物に多く含まれている天然の糖アルコールです。「虫歯菌の結合を阻害」する作用が期待でき、虫歯菌の活動を低下させることが可能です。

● マルチトール

マルチトールは、デンプンを構成する糖である「麦芽糖(マルトース)」を原料として作られる糖アルコールです。専門的には「還元麦芽糖」と呼ばれてます。

● キシリトール

キシリトールは糖アルコールの一種でとうもろこしの芯や白樺を原料としてつくられる、天然素材の代用甘味料です。

キシリトールは虫歯菌のエサにはならないため、酸を作ることができないのに加えて、むし歯菌がキシリトールをエサだと思ってどんどん取り込むと、キシリトールの働きでむし歯菌の働きが弱まり、むし歯に出来にくい環境になるといわれています。

当院ではキシリトール100%のガムやタブレットを取り扱っています。
(▶『おすすめケアグッズ』ページもあわせてご覧ください。)

● アスパルテーム

アスパルテームは、人工甘味料の代表格です。糖質ではなくアミノ酸によって構成されているため、タンパク質に近い甘味料といえます。

● ステビア

「ステビア」という植物から抽出される甘味料で、砂糖の300倍くらい甘いです。けれども、糖質ではないため虫歯菌のエサにはなりません。

 

虫歯になりやすい甘味料 😓

ここまで、「虫歯にならない」もしくは「虫歯になりにくい」甘味料について紹介してきましたが、「虫歯になりやすい」甘味料についても詳しく知っておきましょう。

・ブドウ糖果糖液糖

・ブドウ糖(グルコース)

・麦芽糖(マルトース)

・果糖(フルクトース)

・ハチミツ(純度100%のものを除く)

これらが含まれる食品は、基本的に虫歯のリスクが高いです💦

 

食生活がむし歯の大きな要因になっています!!

 代用甘味料の使用はむし歯予防に大きな効果を発揮できると思うので是非活用してください😀

 

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