口腔内の様々な症状に対応
口腔外科ではインプラントの埋入手術や親知らずの抜歯、顎関節症の診断や治療、口腔内粘膜のできものの診断や処置などを行います。またお口の周辺の先天的な疾患や、スポーツや事故による顔のケガにも対応します。当院では手術を安全に行うために生体モニターを使用しますし、患者様のデータ管理も丁寧に行っています。
痛みが少ない親知らずの抜歯
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親知らずは前歯から数えて8本目の歯を指します。親知らずは放っておくと腫れたり、痛くなったりしてきます。親知らずが横に生えてしまっている水平埋伏歯の場合は腫れや痛みがひどくなり、悪化すると他の歯に悪影響を与えることがあります。そうなると抜歯しなくてはいけません。
かじわら歯科クリニックでは親知らずの抜歯の際に極力痛みがないように努めております。 -
どうして痛くなるの?
親知らずの周辺の歯肉にできる炎症を「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼びます。歯周病と同様に初期には自覚症状はほとんどありませんが、体調が悪い時などに腫れや痛みが起こり、口を開けるのがつらくなったりします。
智歯周囲炎
親知らずは最後に生えてくることから場所が確保されていないことが多く、一部分しか表面に出ないことがあります。この場合、歯垢がたまりやすいことから智歯周囲炎のリスクが上がります。親知らずに関連する激しい痛みは智歯周囲炎に起因するものが多いことが知られています。
萌出時の疼痛
親知らずが生え始めるときに、すでに生えている歯に力がかかって痛むことがあります。場所が狭いほど無理に押すことになって痛みが起きますから、当院に相談していただければレントゲンなどで状態を確認して対策を練ります。痛みがある場合、まずは相談にお越しください。
親知らずに限らない痛み
親知らずは最も奥に生えるのでブラッシングがしにくいことから、虫歯にかかる危険性も高くなります。生えている方向によっては虫歯の治療が難しい場合もあるので、抜歯を検討することもあります。
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親知らずの種類
真っ直ぐ生えている親知らず
親知らずが真っ直ぐ生えているタイプです。このタイプは真っ直ぐ生えていて咬み合わせに問題がなければ、抜歯しないケースが多いです。ただし、虫歯になっていたり、痛みがあったり、咬み合わせが悪かったりすると抜歯をおすすめします。
斜めに生えている親知らず
親知らずが斜めに生えて隣の歯にぶつかって圧迫してしまうタイプです。このタイプが最も多いです。
このタイプは虫歯になりやすいだけでなく、隣の歯を圧迫し、咬み合わせや歯並びに影響が出る場合もあるので抜歯をおすすめします。水平埋伏の親知らず
歯茎の中で完全に横に生えてしまうタイプです。この親知らずを水平埋伏智歯と言います。
このタイプはほとんどが下顎のケースです。真横に生えているので抜歯の際は難易度が高く2~3つに砕いて分けて抜歯をします。 -
放置することのリスク
親知らずがまっすぐ生えていて特別に支障がなければ、無理に抜歯を考える必要はありません。しかし、一度でも激しい痛みがあった場合、その後治まっているとしても抜くかどうか診断を受けることをおすすめします。どうしても休みたくない仕事やイベントの際に痛みが発生することがあるからです。特に女性の場合出産時期に重なるとやっかいなので、事前に検討を行いましょう。