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スポーツドリンクの怖い話
こんにちは、かじわら歯科クリニックです。
今年の夏も暑くなりそうですね。
みなさん熱中症対策にスポーツドリンクを飲んだりする機会が増えるのではないでしょうか?
今回はスポーツドリンクについて、ぜひ知って欲しいお話しさせていただきます。
スポーツドリンクは歯によくない飲み物なんです!!
理由その①:糖分の量が多い!
お砂糖がむし歯菌の栄養になることは知ってますよね?
スポーツドリンクの成分表示を見てみると砂糖や「果糖ぶどう糖液」という名称でたくさんの糖分が入っています。
一般的なスポーツドリンクだと500㎖中に約33gの糖分が入ってます。
これはスティックシュガーに換算すると11本分!!
世界保健機構(WHO)によると、大人1日あたりの砂糖摂取量は25gまでが望ましいそうです。
明らかに糖質オーバーですね。
むし歯だけでなく糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクも高くなります。
理由その②:歯が溶ける!
スポーツドリンクには意外に多く『酸』が含まれていて酸性度が強いのです。
歯には歯が溶け始めるpH値があります。
大人の永久歯はpH5.5〜5.7 、乳歯や生えたての永久歯はpH5.7〜6.2
つまりこれ以下のpH値の飲み物は歯を溶かす可能性があります。
スポーツドリンクのpHは3.5くらい。
これを水分補給のためにこまめに飲むと、ずーとお口の中が酸性になってしまい歯が溶けてしまいます。
聞いたことがあると思いますが、だらだら飲みは危険なんです!!
これらの理由がスポーツドリンクが歯によくない理由です。
熱中症予防はどうしたら良いのか??
歯医者の立場から言うと、日常生活や軽い運動ではお水やお茶で十分。
大量に汗をかいて脱水気味ならスポーツドリンクではなく経口補水液。
経口補水液はスポーツドリンクより塩分が多くて、糖分が少なく、熱中症予防の水分補給の手段としてはスポーツドリンクより理想的なんです。
ただ、市販の経口補水液も酸性度が高いのでだらだら飲みには注意してください。
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☛ 市販のスポーツ飲料の栄養成分表示の見方は?
「飲みすぎ注意⚠️ スポーツドリンクによる歯へのダメージ❗️」
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お水の代わりにスポーツドリンクなどを常飲するのはやめましょう!!
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