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子どもの歯ぎしり大丈夫??

こんにちは、かじわら歯科クリニックです。

よく、「うちの子、歯ぎしりしているんですけど、大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。

今回は子どもの歯ぎしりと睡眠習慣との関係についてお話ししたいと思います。

 

子どもは誰でも生理的に歯ぎしりをします。

子どもの歯ぎしりは「睡眠随伴行動」と呼ばれる、おねしょや寝言などの仲間なので成長とともに自然に消えていきます。

 

「歯がすごく削れているんですけどしみないんですか?」と心配している声もたくさん聞きます。

永久歯と違って、乳歯はかなり削れていても不思議なくらいしみません。

では、乳歯はしみないから放っておいて良いか?というとNoです!!

エナメル質が削れてなくなった歯はエナメル質に覆われている歯に比べてむし歯になりやすいので、むし歯予防のために経過観察をしてもらうことをオススメします。

 

 

歯ぎしりと睡眠習慣の切っても切れない関係

どのお子さんも歯ぎしりをするのは当たり前ですが、

この歯ぎしりをさらに激しくしてしまう代表格が悪い睡眠習慣です。

悪い睡眠習慣とは

①騒音のある部屋で寝ていて眠りが浅くなる

 歯ぎしりは浅い眠りのレム睡眠のときに起きるため、TVの音がする部屋などで寝ていると眠りが浅くなりレム睡眠が増えます。

②睡眠時間が不足している

 日本は子どもも大人も忙しくて睡眠不足大国なんです。

推奨されている睡眠時間は

0〜5歳 で10〜17時間

小学生 6〜13歳 で9〜11時間

中高生 14〜17歳 で8〜10時間    です。

③起きる時間・寝る時間が不規則

これらが睡眠の悪習慣として挙げられます。

 

実は子どもの睡眠不足は大人の睡眠不足の影響を受けていると言われており、日本の大人の睡眠不足は深刻です!!

 

子どもの歯ぎしりをきっかけに家族の睡眠習慣を見直してみてください。

次回は大人の歯ぎしりについてお話ししたいと思います。