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お口の中は口呼吸? 鼻呼吸??
新型コロナウイルスの影響で長時間マスクをして生活するようになりました。
マスクの中は口呼吸だと思いますか?鼻呼吸だと思いますか??
答えはマスク着用で口呼吸が習慣化すると言われています。
マスクをしていると空気を吸い込む抵抗が大きくなり、「鼻呼吸」だけでは呼吸がしづらくなるために、無意識に「口呼吸」をするようになる癖がついてしまいます。
◆ 口呼吸がダメな理由 ◆
鼻は空気中の異物やウイルスを取り除き、冷たく乾燥した空気を加温・加湿してくれるフィルターの役割をしているため、鼻呼吸は外気を体にとって害のない綺麗な空気にして肺へ送り込みます。
一方、口呼吸は空気中の異物やウイルスや冷たい乾燥した空気が直接肺に侵入するため、様々な症状につながります。
①むし歯・歯周病・口臭の原因:口で呼吸をするため、口の中が乾燥してしまい、唾液による抗菌作用が発揮されず、むし歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなり、むし歯・歯周病・口臭のリスクが高くなります。
②歯並びが悪くなる:口呼吸をしていると、舌が正しい位置にいないため舌と口の周りの筋肉のバランスが崩れてしまい、舌が前歯を押して出っ歯になったり、顎の成長に支障をきたすために顎の大きさと歯の大きさのバランスが崩れ歯並びが悪くなったりします。
③風邪や感染症・アレルギーになりやすい:口呼吸は鼻呼吸と違い空気中を浮遊しているウイルスやアレルギー物質が直接肺に侵入するため、風邪を引いたりアレルギーにもなりやすいです。
④睡眠時無呼吸症候群になりやすくなる:口呼吸の場合、口を開けて寝るため舌の付け根が喉の奥へ落ち込み、空気の通り道が狭くなり睡眠時無呼吸症候群になるリスクが高くなります。
⑤ほうれい線や口元のたるみの原因:口周りの筋肉が衰えてくるため表情筋が緩み、小じわが増えたり、顔の表情に大きな悪影響を起こし老化が促進すると言われています。
◇ 口呼吸の治し方 ◇
口周りの筋力を鍛えることが口呼吸を鼻呼吸に改善するのにとても重要です。
特に「舌の位置」がキーポイントです。
口を閉じた状態で舌の位置はどこにありますか?
口を閉じたときに舌の位置が上あごにベタっとくっついているのが正しい位置です。
口呼吸をしている人は、舌が上あごに付いておらず、上の前歯辺りか、下の前歯に付いている可能性が高いと言われています。
舌を鍛えるのには「舌回し」や「あいうべ体操」が効果的です。
「あいうべ体操」は
①「あー」と言って口を大きく縦に開く
②「いー」と言って口を大きく横に開く
③「うー」と言って口を思いっきり前に突き出す
④「べー」と舌を精一杯下に伸ばす体操です。これを1日30セットを目標に行いましょう。
口呼吸は百害あって一利なしと言われるほどです。
マスク生活が続くことで口呼吸によるむし歯・歯周病の重症化・歯列不正が懸念されています。
定期的に歯科検診を受けて重症化しないようにしましょう。
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