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フッ素の働き
こんにちは、かじわら歯科クリニックです。
暑さも少し和らいで来ましたね🌞
歯磨き粉のパッケージなどで見かけるフッ素という成分はご存じでしょうか?
今回はその『フッ素(フッ化物)』についてお話をしていきます。
フッ素には虫歯の予防効果があり、⼤きく3つの働きがあります。
①再⽯灰化を促進
再⽯灰化とは、飲⾷するとお⼝の中が酸性になり⻭が溶けて(脱灰)しまったところに、カルシウムやリンを補給し、⻭を元の健康な状態に戻すことです。初期むし⻭を修復する働きがあります。
②細菌が酸を作りにくくする
⻭みがきで落としきれなかった歯垢・プラーク中の細菌の活動を弱め、酸が作られるのを抑えます。
③⻭を強くする
酸に負けないように、⻭の質を強くしてくれます。
こんな万能な成分、人工の成分なのではないかと心配される方もいらっしゃるかと思いますが、実は身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類などの多くの成分に含まれています。
海外では虫歯予防のため、水道水にもフッ素を添加するなど、積極的にフッ素を利用しています。世界保健機構(WHO)、食糧農業機構(FAO)、アメリカ合衆国食品医療品局(FDA)などでも、フッ素は虫歯予防のために必須な物質であると位置づけています。
※ちなみにフライパンなどの加工に使われているフッ素とは別物です!!
それと、海外では食塩に添加されていたり、サプリメントでフッ素を摂る国もあります💡
しかし、日本ではそういった物が気軽に入手できないので、歯磨き粉や洗口液、歯科医院でフッ素を定期的に塗ってもらうことが大事になってきます。
フッ素入りの歯磨き粉を使って歯磨きをした後のうがいは少量の水で1回がベスト❗️それ以上うがいをしてしまうとフッ素の効果が下がってしまいます・・・😭
そしてフッ素を使った後は30分間は飲食を控えて、なるべく歯にフッ素を停滞させるように出来ると良いです👍
当院ではフッ素洗口液をオススメしています❗️
なぜなら、ただブクブクうがいをするだけなので使い方が簡単だというのと、液体なので歯と歯の間のような細かいところへも成分が行き渡りやすいからです!!
寝る直前に使えば、飲食を30分控えなければいけないという縛りもなくなるので、寝る直前の使用を推奨します!!
加えて、寝ている間は唾液が出にくくなるので、フッ素が停滞しやすく、よりフッ素の効果が得られやすいです❗️
どれだけ良い成分だとしても、たくさん摂れば良いというものではありません!
例えば、塩などもたくさん摂ってしまうと体に良くないですよね。お水も大量に飲めば水中毒を起こします🚨
それらと同じでフッ素もたくさん摂れば良いというわけではなく、用法用量を守って摂り続けることが大事なのです。
年齢ごとに使うフッ素の濃度と量には目安があります。
是非フッ素の濃度の表記を気にしてみてください!!
とは言っても、これを見ただけではイメージがしにくいと思いますので、お気軽にご相談ください。
なお、小児歯科ページには、フッ素塗布のほか、かじわら歯科クリニックでの予防メニューを掲載していますので、あわせてご覧ください。。
上手くフッ素を取り入れて虫歯に負けない強い歯にしましょう✨
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