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歯磨きで認知症予防❓❓
こんにちは、かじわら歯科クリニックです。
街中がクリスマスの雰囲ですね🎄🎅🎄
前回、歯茎がかゆい・ムズムズするのは歯周病が原因かもしれないですよ、歯周病はとても身近な病気ですよとお話をしたの覚えていますか?
そのとても身近な歯周病は全身の様々な病気と関係しているんです❗️
今回は、そんな身近な歯周病とアルツハイマー型認知症の意外な関係についてのお話です。
『歯周病の人は認知症になりやすい!』
『歯周病にかかっている認知症の患者さんは認知症の症状の進行が速い!』
『歯周病予防がアルツハイマー型認知症の発症抑制につながることが明らかになった!』
近年このような研究結果が報告されています。
この結果には納得です。
実際診療をしていて、「歯周病を予防している人は歳をとっても元気」と感じます。
でも、お口の中の歯周病と認知症がどう関係するのか不思議ですよね。
少し、詳しく説明していきましょう!!
歯周病を引き起こす歯周病菌は1種類ではなく、いろいろな種類の細菌があることがわかっています。その中でも、最も病原性の高くて有名な歯周病菌がPg菌(ポリフィロモナス・ジンジバリス菌)です。
近年の研究で様々なことが解明されました。
①歯周病菌のPg菌が起こす炎症によって、アルツハイマー型認知症の原因物質(脳に溜まる異常タンパク質 老人斑アミロイドβ)が体内に増えること
②アルツハイマー型認知症の原因物質である老人斑アミロイドβを脳内へPg菌が誘導していること
皆さん、歯周病と体や脳の病気は別物と思っていませんか?
お口と体、脳は血管で繋がっているので、歯周ポケットの中に潜んでいる歯周病菌は炎症を起こした歯茎の粘膜から血管の中に入りスイスイと体内へ入り込み、悪さをしてしまいます。
厚生労働省は今後、認知症の高齢者はさらに増加し、2025年には65歳以上の人口の20%に達すると発表しています。
これは大変な数字ですね💦
しかし、発症を5年遅らせることでアルツハイマー型認知症患者を半減できるという推算もあり、 多くの人が歯周病予防をすれば、未来を変えることができるかも知れません!!
前回もお話しましたが、歯周病の予防や治療で1番大切なのはプラークの除去です!
つまり毎日の歯磨きです!!
特に歯と歯の間のプラーク除去をすることが大切です!!
ですが、歯周ポケットの奥に棲むプラークは歯磨きで取り除くことはできません!!
プラーク中のPg菌による炎症の被害を止めるには歯科医院でしっかりと歯周病治療を行い、そして継続的に予防メンテナンスすることがとても大事です!!
当院では、善玉菌をコントロールして病気の治療や予防に役立てるため、バクテリアセラピーなどをはじめとした予防の取り組みに力を入れております。
この機会に歯周病についてご心配がある方や、予防について興味がございましたら、お気軽にご相談ください。
▼善玉菌をコントロールし、病気の治療や予防に役立てる、
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