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歯医者さんにもお薬手帳をご持参ください!

かじわら歯科クリニックです🦷

早いもので、2024年もあっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。

まだまだ寒さや乾燥が続いていますので、お身体には十分ご留意ください🍀

 

今回は

「歯科治療関係」

についてお話しします。

 

内科や整形外科、耳鼻咽喉科など…かかりつけの病院はありますか?

持病のある方、日頃から服用しているお薬がある方、

歯医者さんを受診されたときに、そのことをお伝えいただけているでしょうか。

 

⚠️歯科治療を行う上で、病気やお薬の情報がとても重要です⚠️

今までかかった病気や現在治療中の病気、服用しているお薬、私たちが何も知らないまま治療を進めてしまうと、身体の状態やお薬の副作用によっては、治療後に痛みや腫れが長く続いたり治りが悪くなってしまったり取り返しのつかない事態になることもあり得ます。

 

問診票や口頭で確認をさせて頂いていますが、どんなお薬を飲んでいるのか、いつから病院にかかっているのか分からない…なんてことも。

そんな時に「お薬手帳」

が正確な情報を得るためにも必要なのです❗️

 

 

歯科治療と関係のある病気とお薬で代表的なものをいくつか紹介します。

 

①高血圧 (降圧剤)

→歯科治療においては、治療の緊張・ストレスから普段よりも血圧が上昇しやすいです。

治療前に血圧の測定を行い、血圧が180/110mg Hg以上であれば、応急処置のみになる場合もあります。

治療当日も通常通り降圧剤を服用して頂くようお願いします。

 

②狭心症や心筋梗塞 (抗凝固薬)

→ 血栓をできにくくするために、血をサラサラにするお薬を服用していることが多いです。

抜歯など出血を伴う外科的処置の際に出血量が多くなるため注意が必要です。

 

③糖尿病 (血糖降下薬)

→ 歯科治療においては、糖尿病の合併症がないか、糖尿病の重症度・コントロール状況を把握する必要があります。糖尿病になると免疫力が低下することにより、感染しやすく、傷の治りが悪いので抜歯などの治療の前に糖尿病の重症度・コントロール状況を把握する必要があります。

また、糖尿病は歯周病ととても関係しているため、歯周病の予防が重要です。

 

④骨粗鬆症 (骨吸収抑制剤)

使用しているお薬の影響により、ごくまれに「薬剤関連顎骨壊死」を引き起こすことがあるため、万一のリスクを避けるためにも薬の情報を把握する必要があります。

お薬の影響が数ヶ月残るものもあるため、“最近使用をやめた”という方も、忘れずにお伝えください。

 

⑤自己免疫疾患 (ステロイド剤)

→ ステロイド剤を長期的に服用している場合、免疫力を抑える作用があるため細菌感染を起こしやすく、炎症も悪化しやすいです。そのため歯周病も進行しやすい傾向にあります。

この他にも、

花粉症治療薬の「シダキュア」

ハウスダスト、ダニアレルギー治療薬の「ミティキュア」

どちらも舌下免疫療法で使われるお薬ですが、服用中に抜歯など出血を伴う歯科治療を行なったり口の中に傷や炎症があるとまれに強いアレルギー反応を引き起こす可能性があると報告されています。

子供にも処方されていることがあり、乳歯の抜歯にも注意が必要です。

 

ここまでお読み頂いたように、歯科と関係のなさそうな病気の薬でも、お口の中に影響を与えることもあります。

 

しかしお薬にはそれぞれ本来の目的や作用があります。

全てのお薬に言えることですが、「歯科治療での副作用が怖いから・・・」

自己判断で休薬するのは絶対におやめください⚠️

歯科医師が医科の担当医と相談の上決定します⚠️

 

また当院では初診時や処置前に血圧の測定をお願いしております。

男性では50歳以上で50%が高血圧症に罹患しているとされています。

しかし高血圧有病者のうち、33%が未治療・自覚なしという現状です。

 

かかりつけにかかってお薬を飲んでいる方よりも、未治療高血圧症の方は要注意です❗️

定期的な測定で自分の血圧を知ることで、高血圧の予防にもなります🌱

 

安心・安全な治療のためにも歯科治療受診の際には、必ず持病やお薬のことについてお伝えください🤲

定期検診でかかっている方も、

「かかりつけや、お薬が増えた」などもその都度お伝えくださいね。

お薬手帳を毎回ご持参いただくとスムーズです📖

かじわら歯科クリニック

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平日:9:00~13:00 / 14:30~18:30
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